ブログを始めたら、実際にどのようにブログが成長していくのか気になりますよね。
収益化を行う場合、ブログからの収益はアクセス数が多くなればなるほど増えていきますので、ブログの成長曲線を知ることで、ブログからの収益がどう増えていくのかも予想がつきます。
では、実際にブログの成長曲線はどうなるかというと、ここで筆者が過去に育てたブログのアクセス数0から月間10万PVを達成するまでのアクセス数の変化をご覧になってみてください。
↓2018年2月-8月までのデータ↓
月間10万PVを約半年で達成
内容は雑記ブログで、約半年間でアクセス数0からまさに曲線的に増えていきました。
ただ、この成長モデルがどのブログにも当てはまるかというと、実はそうとは言えません。
なので結論を言うと、今見て頂いたグラフはあまり参考にならないものだと思ってください。
それは何故かというと
ブログの成長曲線・成長モデルは
- ブログのテーマ(何を書くか)
- 特化か雑記かトレンドか
- 記事のキーワード選定
- 記事の更新頻度
このようなポイントで全然変わりますので、ブログの内容で成長の仕方が違います。
ただし、ブログを早く成長させるために意識すべきポイントも確かにあります。
そこでこちらの記事では、ブログの成長曲線に対する考え方のポイントと、ブログをなるべく早く育てる方法・ブログの育て方の5つのコツをご紹介します。是非参考にしてみてください。
ブログの成長曲線に対する考え方
先ほど見て頂いたグラフは、まさに曲線的にブログが成長しておりましたが
その仕組みを簡単に説明すると
- まずは競合が少ない月間平均検索数が10~100のキーワードの記事をコツコツ書く
- 最初は上位表示されないものの、記事数の増加に伴い上位表示の記事が増える
- 記事数が増え、信頼性が増すと、検索数100~1000以上での上位表示も狙える
- 新しい記事もすぐ上位表示されるようになり、アクセス数がどんどん増えていく
のような流れとなり、これを続けることでブログを成長させていきます。
もっと詳しく説明すると
まず、そもそもブログというのは、1つ1つの記事にキーワードを設定して
そのキーワードでGoogleなどの検索エンジンの上位表示を目指すのが基本です。
キーワード選定には、例えばGoogleのキーワードプランナーなどを利用します。
キーワードプランナーを利用すると
雑草 白い花 夏と検索している人は
月に10人~100人いる
のような情報が簡単に分かります。
↓キーワードプランナーの調査結果↓
後は、その10人~100人に役に立つような記事をコツコツ配信していき、検索結果の上位に表示される記事が増えれば、ブログのアクセス数が段々と増えていくという流れになっています。
ただ、10人~100人しか1か月に検索しない記事を増やし続けても、アクセス数はなかなかぼん!っとは増えませんが、ブログをずっと続けていくと、ブログの信頼性がアップしてきます。
ブログの信頼性がアップしてくると、月の検索数が100~1000や1000~1万という大きなもので記事を書いても、上位表示される可能性が高くなり、新しい記事も上位表示されやすくなります。
なので例えば同じ内容の記事を書くにしても、ブログ開設初期に書く場合と、ブログを1年続けて信頼性が高くなってから書く場合で比較すると、公開直後の順位は全然異なるものになるでしょう。
つまり、ブログ開設初期に書くと50位以降にしかならない記事も、ブログを1年以上続けてから書くといきなり5位などに表示される可能性があります。検索エンジンに評価されやすくなるのです。
そのため、ブログは続ければ続けるほどアクセス数も増えていき、曲線的になりやすいです。
ただしこのブログの成長曲線は、次のような理由からブログごとに全然異なる場合があります。
成長曲線がブログごとに異なる理由
最初に説明したように
- ブログのテーマ(何を書くか)
- 特化か雑記かトレンドか
- 記事のキーワード選定
- 記事の更新頻度
このようなポイントによって、ブログの成長曲線の形は変わる可能性があります。
ブログのテーマ(何を書くか)
まずは、そのブログで何を大きなテーマにして書いていくのかに注目しましょう。
例えば特化ブログに限定した場合、何を1つの大きなテーマにするのが良いでしょうか。
- 掃除のこと
- 野球のこと
- 副業のこと
- 旅行のこと
- 動物のこと
などなど、特化ブログの大きなテーマとなりうるものは無限に考えられます。
では、もし特化ブログで副業のことをテーマにして書いていく場合を考えた時
おそらくこのテーマでは、半年ではなかなか10万PV突破までいくのは難しいです。
なぜなら既に競合が多く、それらと肩を並べるには時間が必要になるからです。
特化ブログに限らず、なるべく短い期間でアクセス数を増やしたい場合には、なるべく競合の少ないテーマやキーワードで記事を書いていくことがとても大切なポイントになってきます。
例えば動物というテーマは特化ブログのテーマとしては大きすぎるので、キツネの特化ブログや、ペンギンの特化ブログなど、もっと競合が少ないピンポイントなテーマにするのです。
動物よりもキツネと限定してしまうと、検索数を十分に獲得できないのではないかと感じる方もいるかもしれませんが、むしろより専門的なブログの方が沢山の方に見に来てもらえます。
また、既に競合がいるフィールドで戦いを挑むよりも、競合が少ないフィールドで戦う方が、圧倒的に楽です。実際にキツネを飼育してブログを書いたらかなりアクセス数が増えると思います。
既に競合がいるフィールドで戦う場合は、毎日更新×数年くらいの覚悟が必要なのと、少しでも競合が少ないキーワード選定や、SNSを組み合わせた集客を行っていく必要があるでしょう。
なので、そのテーマを何にするかによって、ブログの成長モデルが全然異なるのです。
つまり自分の書きたいテーマを優先する場合は、既に競合が多いなら覚悟が必要です。
特化か雑記かトレンドか
ブログは大きく分けると特化か雑記に分けられ、後はトレンドという選択肢もあります。
特化ブログとは、先ほどのキツネブログのように1つの大きなテーマがあるブログで
雑記ブログとは、その時その時で違うネタを書く1つの大きなテーマがないブログで
トレンドブログは、その時世の人が気になっているトレンドネタを書くブログです。
このうち、一番ブログの成長を早く実感できるのは、トレンドブログです。
トレンドブログは、テレビで紹介されたばかりの商品、芸能人に関する最新のニュース等を誰よりもいち早く発信することによって、瞬間的に大きなアクセス数を得るためのブログです。
トレンドネタは検索エンジンにまだ競合がいない状態から、どれだけ他のブログに負けないように早く書けるか、読者がどう検索するかを予想して記事を書けるかがポイントになってきます。
なので、もし他の人と被らないようなキーワードで記事を書き、そのキーワードが上手くはまれば、ブログ運営歴が低くても、他のブログと戦わずにアクセス数を集めることが出来るのです。
しかしトレンドブログは、瞬間的にアクセスは増えますが、需要が無くなるのも早いので、最初に見たグラフのように、曲線的にアクセスがぐんっと伸びていくような成長をするわけではありません。
もちろん、旬が過ぎても少しの需要は残ると思いますので、記事数が増えればアクセス数はゆるやかな曲線を描きつつ、1日1日の変化は大きなギザギザ型になっていくことでしょう。
つまり、多い日はとことん多く、少ない日は少ないかもしれないのがトレンドブログです。
一方特化ブログや雑記ブログの場合は、トレンドではなく常に人が気になっていることを題材に記事を書いてブログを育てていきますので、ブログ1日ごとの変化は大きなギザギザにはなりません。
毎日アクセス数が増減しながら、少しずつ右肩上がりの曲線に成長していくようになるのです。
ただし、特化か雑記だと、雑記の方が若干ブログのアクセス数自体は増やしやすいかもしれません。
ブログのテーマに縛られることなく、競合が少なそうなキーワードを選んで記事を書けるからです。
特化だと、キツネのブログを作ると決めたら、基本はキツネに関することしか書けません。
しかし雑記なら、その時その時の気分で、需要があり競合が少ない内容で記事を書けます。
ただ、最終的には、特化ブログの方がファンがつきやすく、収益化にも結び付けやすいです。
例えば、毎日違う内容を書いている雑記ブログの中でキャンプグッズを紹介するよりも
キャンプの特化ブログで紹介されている方が、読者はより信頼して買ってくれますよね。
ブログのタイプによって一長一短がありますので、自分がどんなブログを作りたいのか
何をまずは大事にしたいのかを考えて、ブログの方向性を決める必要があります。
収益化第一であれば、特化ブログを時間をかけてコツコツ作るのがおすすめです。
記事のキーワード選定
次にブログの成長曲線に影響してくるのが、記事のキーワード選定です。
先にお伝えしているように、ブログの記事はキーワードを設定して書くのが基本ですが、このキーワード選定がうまくいっていないと、100記事書いてもなかなかアクセスは伸びません。
そもそもキーワード選定自体を行っていない場合や、難しすぎる(競合が多すぎる)キーワードを選んで記事を書いても、短期間で曲線的にアクセス数を増やしていくのは難しいでしょう。
これはブログのテーマを難しいものを選びすぎてしまうのと似たような話で、やはりいかに競合の少ないテーマやキーワードで記事を書けるかが、ブログを曲線的に成長させるコツになります。
なお、ブログのテーマとキーワード選定については以下の記事でも解説しています。
記事の更新頻度
そして、ブログの成長曲線をぐんっと伸ばすには、記事の更新頻度も重要です。
記事の更新頻度は、当たり前ですが速く更新し続けた方がブログも速く成長します。
半年で200記事書くのと、1年で200記事書くのとでは、前者の方がもちろん早いです。
ブログの成長曲線は横軸が日数ですから、早く記事を書くほどぐんっと上昇します。
ちなみに記事冒頭で紹介した例では、ほぼ毎日ブログを更新し続けておりましたので
半年後には200記事は超えていたと思いますので、そのくらいの頻度であの結果です。
ですので、ブログの更新頻度もまた、ブログの成長曲線には大きく成長してきます。
あと、単純にブログの記事数も増えてこないと、全体的に順位が上がらない傾向があります。
なので、ブログ初期よりも、記事数が増えてからの方がアクセスが増えやすくなるのです。
先にお伝えしているように、新しい記事もすぐに評価されるようになってきます。
ブログの育て方の5つのコツ
ここまでの話を振り返りつつ、ブログを早く成長させる育て方のコツを5つお話しします。
①まずはブログの方向性を決める
ブログを育てるために、まずは特化・雑記・トレンドといったブログの方向性を決めましょう。
正直、成長曲線をアクセス数の話に限定するのであれば、ここはそこまで重要ではありません。
どの方向性にするにしても、次にお話しするキーワード選定が出来ていれば大丈夫でしょう。
ただし収益化の成長曲線もどんどん伸ばしていきたいのであれば、特化ブログがおすすめです。
また、雑記・特化・トレンドを適度に取り入れたブログなども、無しではありません。
ブログは基本自由に作って良いものですから、絶対にこう!という決まりはないです。
自分がそのブログで何を伝えていきたいのかを、今一度よく考えて決めましょう。
②キーワード選定はしっかり行う
ブログの育て方において非常に重要になってくるのが、このキーワード選定です。
キーワード数が多い(月間100~1000やそれ以上)ばかり選んでいてもダメです。
まずは競合が少ない10~100くらいのキーワードの記事をコツコツ増やしましょう。
結果的に、この競合が少ない記事を増やしていくことがアクセスアップに繋がります。
100人の中で自分をPRするより、10人の中でPRした方が見てもらえる可能性が高い
そのくらい単純な話で、なるべく競合がいないことが育て方で大切になってくるのです。
どんなに素晴らしい記事を書いたとしても、見てもらえないと意味がありません。
そしてブログが成長してきたら、検索数が多いキーワードにもチャレンジしましょう。
③SNSでアクセス流入経路を増やす
ブログが成長すると、基本的には検索エンジンからの流入が多くなってきます。
つまりGoogleやYahoo!等の検索エンジンからの検索で来てくれる方が多いです。
ただしブログの育て方においては、それ以外の流入経路を増やすことも大切です。
そうなった時に重要になってくるのがTwitterなどのSNSからの流入です。
検索エンジンからの流入を増やすことも、SNSからの流入を増やすことも正直容易ではなく
一番は検索エンジンだと自分は思うので、SNSに最初から力を入れすぎなくて良いは思います。
ただし、ブログで何を伝えるのか、どう育てるのかによってSNSの重要度は変わってきます。
例えばトレンドブログなどは、拡散力があるSNSの利用も不可欠になってくるでしょう。
ただし、安定したアクセス数の獲得を目指すのであれば検索エンジンをまずは意識して
それと並行して、ブログ用のSNSアカウントも少しずつ育てていくと良いでしょう。
SNSには、同じくブログ用のアカウントを持っている方が沢山いらっしゃいますので
そういった方との交流を重ねることは励みにもなりますし、勉強にもなると思います。
④新しい記事をどんどん書く
これはとても単純な話で、新しい記事をどんどん書く方がアクセス数も早く増えます。
ブログの育て方においては、単純に記事を増やせば良いわけではなく、記事の質も重要です。
しかし、1つの記事にこだわりすぎて、何日もかけるのはブログの成長に響いてしまいます。
ある程度記事数が無いと、ブログ全体の評価、記事の検索順位が上がってこないからです。
そのため、ブログの記事の質は意識しつつ、なるべく記事をどんどん書く意識が大切です。
そして検索順位が落ち着いてから、それまでに書いた記事のリライトも行いましょう。
これを繰り返していき、ブログ全体の質をどんどん高めていくことも大切になってきます。
⑤インデックス登録をリクエストする
ブログの育て方、早く育てるためにはこのインデックス登録のリクエストも非常に大切です。
既にご存知の方が多いかと思いますが、ブログの記事はネット上に公開したら、すぐにGoogleなどの検索エンジンの検索結果に反映されるわけではなく、インデックス登録が必要になります。
クローラーというロボットがネット上を巡回し、新しいWEBページを発見してインデックス登録(本棚にしまうような作業)を行うことで、始めてGoogleの検索結果に反映されるのです。
ブログの記事の検索順位の決定もそのインデックス登録の後に行われるので、まずはなるべく早くクローラーに自分の記事を見つけてもらい、インデックス登録してもらう必要があります。
ただ、ブログ開設初期の頃はあまり頻繁にクローラーがやってこないので、自分からクローラーにインデックス登録をお願いする必要があります。これがインデックス登録のリクエストです。
インデックス登録はSEO解析ツールのGoogleサーチコンソールから行っていきます。もしGoogleサーチコンソールとブログの連携を行っていない方はこちらを参考に行ってみてください。
インデックス登録のリクエスト自体は非常に簡単で、まずはサーチコンソールを開きます。
すると上の方にURL検査を行うための欄がありますので、そこにインデックス登録をリクエストしたい記事、つまりネット上に公開したばかりの記事のURLをコピペしてEnterを押します。
記事に関するデータの取得が行われます。この画面はすぐに切り替わります。
切り切り替わった画面で、URLがGoogleに登録されていませんと表示されている場合、その記事はまだGoogleに認識されていないので、インデックス登録をリクエストをクリックします。
すると、1分~2分ほど以下の画面のままになるので、そのまま待ちます。
待っているとリクエストが送信されます。この画面はすぐ切り替わります。
これでインデックス登録のリクエストは完了で、後でクローラーが巡回にやってきます。
そしてクローラーがインデックス登録をすることで、やっと自分の書いた記事がGoogleの検索結果に反映されるようになります。記事を書いたらこのリクエストは行った方が良いでしょう。
せっかく記事を書いても、その記事を検索エンジンが認識していないと、その分ブログの成長は遅くなります。記事を書いたらすぐインデックス登録をリクエストするのが早く育てるコツです。
特に、トレンド系のブログを書く場合はいかに早く記事をインデックスしてもらえるかの勝負にもなってきますので、トレンドブログを書く人はこのリクエストを行うことは必須です。
なお、インデックス登録をリクエストしなくても、時間が経てばもちろんクローラーはやってきます。特にブログが大きくなればインデックス登録をリクエストしなくてもわりとすぐに来ます。
ただし、ブログ開設初期はそうではないので、このリクエストを活用しましょう。
最後に
こちらの記事では、ブログの成長曲線・成長モデルに関する解説に加え、ブログをなるべく早く育てるための育て方のコツについて、自身のこれまでの経験をもとに解説させて頂きました。
ブログを早く育てるためには、競合の少ないテーマやキーワードを選び、なるべく短いスパンでどんどん記事を更新して、記事を書いたらインデックス登録をリクエストするのが大切です。
これを忠実にコツコツ行っていくと、ブログのアクセス数は曲線的に成長します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。