
All in One SEO(旧All in One SEO Pack)を以前からお使いの方は、新しいバージョンに変更した時、または新しいサイトでAll in One SEOをインストールしたときに
以前は記事の下にあったキーワードの記入欄が表示されないことに気づくと思います。

ここにその記事のキーワードを入力して、半角カンマ(,)で区切ると、その1つ1つがメタキーワードとして認識されるので、記事を書く際に設定されている方も多いかと思います。
現在のバージョンのAll in One SEOではこのキーワードの記入欄が表示されない状態がデフォルトになっているのですが、設定を変えることによってキーワードの記入欄が出現します。
All in One SEOのキーワードの記入欄が表示されない場合の対処法
All in One SEOのキーワードの記入欄を出現させるには、WordPresss管理画面のメニューから
All in One SEO⇒検索の外観と進みます。

そして、一番端にあるAdvanced(高度な設定)の項目を開いてみると
Use Meta Keywords(メタキーワードを使用する)という項目がありますので
そちらをYes(はい)に切り替えることで、キーワードの欄が出現します。

設定を保存してみたら、実際に記事編集画面で反映されているか確認してみましょう。
メタキーワード設定の必要性について
以上の設定を行うと、記事編集ページ下部のAll in One SEOの設定の中にメタキーワードを入力する欄が出現するのですが、なぜデフォルトでは表示されないようになっているのでしょうか。
おそらくそれは、メタキーワードが以前よりも検索エンジンから重要視されていないというのが1つの理由で、現在はメタキーワードの設定はSEO上の効果はないといわれています。
以前は、メタキーワードの設定は、記事の中でどのキーワードが重要なものなのかをクローラーに伝える重要なものとされていましたので、設定する方が良いとされていましたが
現在は、メタキーワードを設定せずとも、検索エンジンがその記事の中でどのキーワードが重要であるかを認識できるようになり、特に必要なものではなくなったそうです。
また、一番大切なのは記事の質ですが、SEO効果を狙ってメタキーワードを詰め込むような記事が増えてしまったことも、メタキーワードが評価されなくなった理由のようです。
そのため現在は、メタキーワードをSEO的な理由から認識することはないそうですので、メタキーワードを設定しても、しなくても、特に評価が変わることはないようです。
ですので、もし今回の内容から改めてキーワードの記入欄を表示させて、メタキーワードを設定をしたいと考えている方は、これを機に設定をしなくても特に問題ないと思います。
その代わり、記事の中でしっかりとキーワードを認識してもらえるように、タイトルや見出し、そして本文の中で、不自然にならない程度に積極的にキーワードを使っていきましょう。
そして、記事が良いものに仕上がるよう、内容の質を重視して記事を書きましょう。
All in One SEOが保存できない場合
今回の話では、All in One SEOの設定を変えて保存を行うことによって、キーワードの記入欄を出現させるというお話でしたが、All in One SEOは時折設定が保存できないことがあります。
具体的には、設定を保存しようとすると、ずっとそのままの表示が続き、ページが更新されないのです。おそらく今後そのような現象に悩む方もいらっしゃるのではないかと思います。
このような現象が起きた場合、その原因はいくつか考えられるのですが、主に原因となるのがサーバー側のWAFの誤検知ですので、WAFという設定をオフにすることで対応できます。
例えばConoHa WINGの場合は
ログイン⇒サイト管理⇒サイトのセキュリティ
と進んで頂くと、WAF設定のオンオフの切り替えを行うことが出来ます。

WAFはセキュリティ対策のための機能なのですが、プラグインやWordPressの基本的な設定の保存を攻撃と間違ってブロックしてしまい、上手く保存できないことがあるようです。
もし今後All in One SEOの設定が保存できない時には是非試してみてください。
この問題に関する詳細はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
最後に
こちらの記事では、All in One SEOのキーワードの記入欄が表示されない場合の対処法・設定の変更方法をご紹介しました。
自分もメタキーワードの設定が有効であるといわれていた頃からブログを書いていたのですが、その間にあった大型のアップデートも含め、検索エンジンの機能は日々進化しています。
また、メタキーワード以外にも、以前は良いとされていたことが今では良くないといわれていたりもしますので、最新のSEOに関する話は常々チェックしておいた方が良さそうです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。