エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)の使い道

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エックスサーバーでは、ブログを始める際にサーバーIDを決める必要があります。

サーバーIDは半角英数小文字3~12文字以内でそれぞれが自由に設定できるもので

xs123456 のようなものです。(アルファベットと数字で自由に設定できます。)

そしてこのサーバーIDは、登録者の識別に利用され、初期ドメインにもなります。

初期ドメインとは『サーバーID(xs123456)+.xsrv.jp』の形で利用できるもので

使おうと思えば、サイト運営にも利用できるエックスサーバー限定のドメインです。

サーバーIDと初期ドメインの関係

サーバーID初期ドメイン
xs123456xs123456.xsrv.jp

これは正しく使えば便利ですが、時折誤って初期ドメインを使っている方もいます。

こちらでは、エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)について解説します。

目次

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エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)とは?

エックスサーバーのサーバーIDは、会員登録時に誰もが自由に設定できるものです。

サーバーIDの例
  • xs123456
  • ab121212cd
  • 123456xyz321

他と被らなければ半角英数小文字3~12文字以内で設定が可能です。

そしてこのサーバーIDは

  • サーバー契約者の識別情報
  • サーバーパネルへのログイン
  • ファイルマネージャへのログイン
  • FTPサーバーへの接続
  • 初期ドメインの前半部分
  • メールアドレス

といった用途での使用が可能で、あとからは変更できない重要な情報の1つです。

そう聞くとびくっとするかもしれませんが、基本は自由に決めて頂いて大丈夫です。

次に、サーバーIDの使い道である①②③④⑤⑥のそれぞれの意味について解説します。

エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)の使い道

①サーバー契約者の識別情報

エックスサーバーのサーバーIDは、サーバー契約者の識別情報として使われます。

つまりサーバーIDは必ず他の人と被りませんし、登録者それぞれ異なるものです。

②サーバーパネルへのログイン

エックスサーバーのサーバーIDは、サーバーパネルへのログインにも必要です。

サーバーパネルでは、エックスサーバーの利用における技術的な設定が可能で

新しい独自ドメインの追加や、WordPressのインストールもここから行います。

ログインには

  • サーバーID
  • サーバーパスワード

の両方の入力が必要で

どちらもエックスサーバーへの登録時に送られてくるメールに記載されています。

サーバーパネルは今後必ず利用しますので、その時に必要と覚えておきましょう。

③ファイルマネージャへのログイン

エックスサーバーのサーバーIDは、ファイルマネージャへのログインにも必要です。

ファイルマネージャとは、サーバーに保存してあるファイルの操作ツールであり

あなたがブログに追加した画像などの情報の確認やダウンロードなどもできます。

逆にファイルマネージャでサーバー上に画像をアップロードすることも可能です。

ファイルマネージャを利用すると、自分のブログの構造や仕組みを理解できますし

いざという時に、ピンポイントで必要なファイルのバックアップも可能です。

ログインには

  • FTPユーザー名
  • FTPパスワード

の2つが必要で、このうちFTPユーザー名はサーバーIDと同じものになっています。

こちらもエックスサーバーへの会員登録時に送られてくるメールに記載されています。

何かのログイン情報が必要な時は、まずは会員登録時のメールを確認しましょう。

④FTPサーバーへの接続

エックスサーバーのサーバーIDは、FTPサーバーへの接続にも必要な情報です。

実は先ほど説明した③のファイルマネージャはブラウザ上で使えるFTPソフトであり

パソコンにダウンロードして使うタイプのFTPソフト(FileZilla等)を使う場合も

FTP情報が必要であり、FTPユーザー名は前述の通りサーバーIDと同じものです。

なお、エックスサーバーへこれから登録する方は、FTPはまだ気にしなくて良いです。

ですが、ブログを続けていて、サーバー上のファイルをバックアップしたくなったら

FileZillaのようなFTPソフトが必要で、接続にサーバーIDが必要と思い出しましょう。

なお、先ほどの③でお話ししたファイルマネージャは簡易的なFTPツールになるので

サーバー上にあるファイル全体を一気にダウンロードするようなことはできません。

なので、そういう一括操作をしたい時にFileZillaなどのFTPソフトが必要になります。

⑤初期ドメインの前半部分

エックスサーバーのサーバーIDは、初期ドメインの前半部分として利用されます。

登録後は、サーバーパネルのドメイン設定などから初期ドメインを確認できます。

初期ドメインとは『サーバーID+.xsrv.jp』のかたちで利用できるドメインであり

他の.comや.netと違ってドメイン代は発生せず、サーバー契約中のみ使えます。

例えばサーバーIDが

  • xs123456
  • ab121212cd
  • 123456xyz321 の場合

初期ドメインは

  • xs123456.xsrv.jp
  • ab121212cd.xsrv.jp
  • 123456xyz321.xsrv.jp

となります。

そしてこの初期ドメインを

https://xs123456.xsrv.jp

のようなURLで、WordPressを利用したサイトの公開ドメインに使うことも可能です。

ですが、例えば収益化に利用したい通常のブログ運営での利用はおすすめしません。

初期ドメインには色々な制約があり、サーバー契約中しか使えないものだからです。

何かのテストサイトを作りたいような場合、限定的な状況でのみ使用しましょう。

⑥メールアドレス

エックスサーバーのサーバーIDは、⑤の説明の通り初期ドメインとして利用できますが

その初期ドメインを、メールアドレスの一部として利用することも可能です。

例えばサーバーIDが

  • xs123456
  • ab121212cd
  • 123456xyz321 の場合

メールアドレスとして

  • sample@xs123456.xsrv.jp
  • contact@ab121212cd.xsrv.jp
  • info@123456xyz321.xsrv.jp

のような形で、初期ドメインに○○@を付けたメールアドレスとして利用できます。

こういったメールアドレスを、何かのサイトの返信用メールアドレスにもできます。

ただし、こういった用途に使うリスクもあるので、次の注意点を確認してください。

エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)の取り扱い注意点

エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)はいくつか取り扱いの注意点があります。

まずはおさらいとして、サーバーIDとそれに紐づく初期ドメインには以下の関係があります。

サーバーIDと初期ドメインの関係

サーバーID初期ドメイン
xs123456xs123456.xsrv.jp

そしてこの初期ドメインを、サイト運営やメールアドレスにも利用できると説明しました。

ですがサーバーIDは、エックスサーバーの各種サービスへのログインにも必要なものなので

公開URLやメールアドレスに初期ドメインを利用すると、それを公開することになります。

前述の通り、サーバーパネルやファイルマネージャのログインIDはサーバーIDです。

ですので、もしパスワードの方を特定されてしまうとそれらにログインされてしまいます。

ですので、使い道としては一応サイトの公開URLやメールアドレスとして使えますが

エックスサーバーのサーバーIDは基本使わないもの、公開しないものと考えましょう。

通常は○○.comのような独自ドメインをサイト公開やメールアドレスに使用します。

エックスサーバーでは、会員登録すると必ず独自ドメインを1つ無料で使えます。

エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)の誤った使い方

エックスサーバー利用者で、時折サーバーIDを誤って利用している方を見かけます。

先程、サーバーIDは初期ドメインとなり、それをサイト公開用に使えると書きましたが

WordPressを初期ドメインに誤ってインストールしてサイト運営をしている人がいます。

WordPressは、サーバーパネルから自分が管理するドメインを選んでインストールします。

この時、基本的には自分が契約する独自ドメイン(.com等)を選択することになります。

ですが、ブログを始めたばかりで、何のことかよく分かっていない方の中には

WordPressを初期ドメインにインストールしてブログを始めてしまう方がいるのです。

後から気づくと大変面倒なので、必ず独自ドメインを選択してインストールしましょう。

なお、エックスサーバーのクイックスタートで始める方にはこの話は関係ありません。

WordPressのクイックスタートの始め方は、以下の記事の中で詳しく解説されています。

【初心者でも安心】たった10分で出来るWordPressブログの始め方

WordPressのクイックスタートは、誰でもすぐにWordPressを始められる方法です。

その代わり10日間の無料期間はなしですが、WordPressのインストールまで完了します。

10日間の無料期間を経て登録する方は、自分でWordPressをインストールする必要があります。

おそらく初期ドメインで運用してしまっている方は、その時に間違ってしまったのでしょう。

独自ドメインではなく初期ドメインを選ぶと、初期ドメインでブログを始めてしまいます。

もう一度言いますが、クイックスタートで契約する方は関係ないので安心してください。

これからエックスサーバーと契約する方は、クイックスタートで簡単に始めましょう。

エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)の使い道まとめ

こちらでは、エックスサーバーのサーバーID(初期ドメイン)について解説しました。

エックスサーバーのサーバーIDは登録者の識別や各種サービスへのログインに必要で

初期ドメインにもなり、初期ドメインをサイト運営やメールアドレスにも使えます。

しかし重要な情報でもあり、制限付き(サーバー契約中のみ利用可)のドメインなので

テスト的なサイト運営以外の、通常のブログ運営では使用しないようにしましょう。

テストサイトを作りたいだけなら、WordPressをインストールしても大丈夫です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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